こんにちは。
ワンドデザイン、菊池です。
日々、デザインをして生活しています。
見た目だけの制作物はいくらでも作れます。
目的を果たす制作物を創るにはどうすれば良いのでしょうか?
をテーマに語れればと思います。
今回は暑い夏に氷の話。
これから記す情報が皆さんの頭の片隅に残り、何かを作る際にほんの少しでもお役に立てばと思います。
その奥に見えるもの
さて、あなたの身の回りにあるチラシでも名刺でも良いので、適当に一枚手にとってみてください。
出来ればプロが作ったものが望ましいです。
デザインされた制作物は、普段何気なく見ているかも知れませんが、水面下の土台は、眺めるのが恐ろしくなるほど奥深くまで、膨大な情報や労力で出来ています。
それは時として氷山に例えられます。
水面下の大切なもの
the tip of the iceberg(氷山の一角)という言葉があります。
という現象からきているようですが、先程の例えでいう氷山の水面下の部分とは何の事でしょうか?
それは多くの
「選択」であったり
「理由」であったり
「意識」であったりします。
例えば先程手に取った広告物が青系で作られていた場合、青系を「選択」した「理由」その明確な「意識」が根底には絶対にあるはずです。
色だけではありません。
それは文字の種類(フォント)や使用している写真、空白の大きさにさえも同じことが言えます。
デザインとして見えているものの水面下には、「選択」や「理由」や「意識」が多かれ少なかれ存在します。
そして、それらが深く研ぎ澄まされていればいる程、目的を達成する美しい氷山(制作物)となります。
自分が何かを作る際、それだけの膨大な水面下の氷山が作れているだろうか?
ひとつひとつ「意識」することが良い制作物を作る近道だと私は考えます。
最後に
おかれた状況、依頼内容によって作るものは千差万別だ思います。
しかし、根底で考えることは同じ。
あらゆる部分を深めて、水面下がどっしりした美しい氷山を作ってください。
最後に私が尊敬する作家の氷山にまつわる言葉を一つ。
以上、初めてのコラムでした。
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